第8回学術講演会
京都腎臓・高血圧談話会の皆様
先日は、大変ご多忙の中、学術講演会にご参加頂き有難うございました!現地、WEB合わせて約180名の方にご参加頂きました。特別講演の阿部先生から、CKDチーム医療の重要性、効果について、最新のエビデンスをお話しいただきました。医師だけでなく、チームでCKD対策を行うことが、腎代替療法を一日でも遅らせる、または阻止できることに繋がることをお示しいただきました。大変勇気づけられる方も多かったのではないかと思います。今年6月の腎臓学会で発表されたとき、私も会場にいましたが、現地では涙ぐんでおられる方もおられたぐらいで、感動的なデータでした。CKDチーム医療に関わっておられる、皆様のご尽力に対して改めて感謝の意を表したいと思います。
とはいえ、CKDチーム医療には、まだまだ職種ごとにもやもやすることもあり、それも今回の講演会では取り上げました。解決せずに次回に持ち越した感は否めませんが、共感された方も多かったのではないかと思います。解決せずとも、もやもやしていることを言葉にすることが第一歩ではないでしょうか。阿部先生も、次回の日本CKDチーム医療研究会でも、京都のもやもやシリーズを一つのセッションとして取り上げたいと仰っていました。チェックCKDシール、河上先生、中林先生から熱いメッセージを頂きました。メッセージとして、①このチェックCKDシールは、医師が貼る(貼り替えは薬剤師も可)②CKDの診断ではなく、医療安全として、薬剤適正使用のための啓発事業である。現時点では、京都腎臓医会の先生方、そして賛同された地域の先生方に、シールを貼って頂いている状況で、今後も拡大していきたいとのことでした。
今回ご参加頂いた皆様、そして今回はご都合があわず、ご参加頂けなかった方も、CKDチーム医療に関わる皆様が主役となって、これからもこの談話会を育て、ご利用ください。そして、一人でも多くの腎臓病療養指導士(CKDE)を育てて頂くよう、宜しくお願いします。
最後に阿部先生から、京都最高!というお言葉を頂いたことを申し添えて、開催後記とさせていただきます。
2023/10/23 京都腎臓・高血圧談話会事務局 八田 告
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